心臓ドック体験談
有限会社オー・エス・ジー代表取締役 荻山 典久氏
私は、いたって体は丈夫で20歳の頃に交通事故で入院したものの、生まれてこのかた歯医者を含め病気やケガに全くと言っていいほど縁の無い者でした。現在は2つの会社を経営させて頂き、奔走している毎日です。又、私自身は何の意識もありませんが、年齢も41歳と俗に言う本厄です。
そんな折り、笠置院長先生より『あなたのような人が一番危ない』と警告を受けました。その理由は、
- 病気をしない為に、ほとんど医療検査を受けていない。
したがって、自分自身の健康状態を全く掴んでいない。 - 食欲が旺盛で、ちょっと肥満気味である。
- 食事や睡眠の時間が不規則である。
・・・と言うような事です。
そんな会話の中、院長先生は、『あなたはご自分の心臓を見た事がありますか?』
(そんなバカな。ハートを自分で見るか見ないうちに死んでしまうじゃないか。)
『医療技術の進歩であなた自身の心臓がモニターに現れます。』
・・・そんなやりとりの後、最近は心臓病も脳卒中も癌も早期発見が大切だと聞く中、 自分が自分自身の健康状態を知り、『安心な』(決して安全では無い)人生を生き抜こう。 そう思い、心臓ドックの予約を済ませたのです。
とうとう、その日がやって来ました。
私は病院にははとんど縁が無いもので、待合室にほっておかれるのではないか、心臓や循環器に異常があればどうなるのだろう、と非常に不安でした。
その不安も、間もなくかき消され、一般健康診断、肝臓機能検査、トレッドミル(スピードの変わるベルトの上を約15分歩く)と検査は進み、心エコーの検査になりました。ベットに横たわり、しばらくするとモニターに赤い部分が映し出されました。
そうです、それは私自身の心臓なのです。ただ動くだけの心臓です。(この心臓を止めてやれ、『心臓よ止まれ』、しかし神は生きることを薦めるらしい)脈々と動くのみの心臓でした。
最後に、ホルター心電図(24時間心臓の動きを監視する機器)をつけその日は帰宅しました。計2時間弱の検査でした。
翌日は検査結果の発表です。
診断結果は怖い。院長先生と面談しながらの結果発表です。肝臓、腎臓、膵臓、糖尿病、血液、高脂血症、痛風、電解質、・・・等すべて良好。(俺の体は俺が一番知っている)
いよいよ、心臓です。『ひょっとしたら?』先生は24時間心電図をずっと眺めています。繰り返し眺めています。『不整脈がみえますね』『ありゃー』
・・・しばらく沈黙・・・
『正常の範囲内でしょう』」、『ほっとした』『心臓 悪かったら人生変わる』トリプルAの健康体でした。
このように無事に(結果を含め)心臓ドックは終わりました。
最後に検査を受ける者の気持ちをよく理解して細やかな心遣いをして項いた、事務や技師の皆様、細心の注意を払い診断して下さった院長先生に感謝致します。又、健康な自分に『安心』致しました。