漏斗胸について|漏斗胸の治療なら松山笠置記念心臓血管病院

漏斗胸とは

漏斗胸は先天性の遺伝的疾患で1,000人に1人に発生すると言われています。漏斗胸は胸郭全体の変形であり脊椎、肋骨、肋軟骨、胸骨柄部、胸骨体部、剣状突起部の異常が認められます。すなわち、脊椎は平背および円背をしばしば認め、加齢により(特に10歳以上で)側弯症の率が高くなります。肋骨は後上方より前下方への斜走が著しく、胸郭は上下に長く前後に短いものとなります。肋骨、肋軟骨は肋骨肋軟骨接合部の内側(軽症例)あるいは外側(重症例)にて後方つまり脊椎に向かって弯曲します。

漏斗胸は生まれつきの病気ですので、どの様な事が症状なのかさえ、患者さまには分かりません。生まれたばかりの赤ちゃんの時はポッチャリしていて分かりにくいのですが、1歳くらいになると気付く場合が殆どです。また場合によっては、成長するにつれて陥凹が著しくなる事もあります。

でも漏斗胸は身体に良くない

正面像のレントゲンを見ると、漏斗胸の人はほとんどの人が脊椎側弯症があることがわかります。心臓の位置が左側に動いていることが多いです。 側面像からは、心臓圧迫の程度がわかります。背骨まで胸骨が陥凹している人もいます。
心電図をみると、心臓が圧迫されているためにほとんどの漏斗胸の人に不整脈が見られます。漏斗胸の人は心臓が圧迫されて電気のベクトルが変わるために、正常波形では上向きになるはずのP波が下向きになっていることが多いです。

呼吸器機能については、漏斗胸の症状のひどい人は、その人の体格を踏まえた標準的なパーセント肺活量が80~90%に低下しているケースが見られます。気管支ぜん息の人もいます。
CTの画像から漏斗胸の人は、内臓のいちばん上にある肝臓が下に圧迫されていることがわかります。

大人でも、漏斗胸・胸郭変形は治したほうが良い

漏斗胸の方は殆んどの患者さんが猫背です。漏斗胸によって肝臓や胃袋が圧迫されるため、痩せている人が多いようです。

当院で治療してしばらくして、漏斗胸手術で使用したバーを抜きに来られる患者様の中には、症状が良くなったためにすっかり太っておられる方もいらっしゃるくらいです。

「ハーラー指数」を手術適応基準にする先生もいらっしゃいますが、当院ではCTを撮影して心臓が圧迫されている場合には、脊椎側弯や呼吸機能の障害につながるため、手術して漏斗胸を治すようお勧めしています。

当院で漏斗胸を行った最高齢の方は、62歳でした。

漏斗胸の治療方法・症例

はじめに

私は胸部心臓血管外科医です。東京女子医科大学大学院在学中及び卒業後東京女子医科大学第一外科学教室に在籍中に心臓血管手術と併せて数多くの(1800例を超える)漏斗胸に対する外科治療を行ってきました。この内私自身が関与した症例は1,000例以上あります。松山に帰ってきてからは100例の胸骨飜転術、胸肋挙上術、胸郭再建術を行い、更に1,000例以上のナス法を施行してきました。
心臓血管外科手術が職業とすれば漏斗胸手術は特技とでも考えて下さい。胸郭変形疾患に対する情熱は世界中でも誰にも負けないと考えています。この特技を使って胸郭変形疾患の患者さまに貢献したいと思います。

胸郭変形疾患は胸部が衣服で覆われる事から患者はこの胸部の変形について触れたがらず隠し続け、発生頻度(後述)も先天性心疾患とほぼ同程度で一般の医家が遭遇する機会は比較的低い疾患と言えます。先天性心疾患については重篤な経過をたどるものが有る事の啓蒙が成されてきた為、先天性心疾患の診断を受けた症例及びこの疑診の有る症例は専門医のもとに委ねられる事がほとんどです。

一方、胸郭変形疾患のうち短期間に死に至る症例は稀であり、例え医師がそのような症例を経験したとしても直接の死因となった心臓および肺等にのみ目が行き、『胸郭変形疾患も伴っていた』程度にしか把えられていません。外科系の成書における胸郭変形疾患に関する記載も十分なものとは言えません。私は疾患に対する認識を新たなものとする為に述べていきたいと思います。

外科治療の適応を有する胸郭変形疾患には、脊椎、肋骨、肋軟骨、胸骨柄部、胸骨体部、剣状突起部の異常を認める漏斗胸、鳩胸および胸骨裂それに胸壁筋群の欠損を伴ったPoland症候群などがあります。
漏斗胸はこれらの中で最も頻度の高いものであり、前胸部の陥凹により胸郭内臓器の圧迫を受け心臓の左方移動および心臓の時計軸方向回転などを伴います。
鳩胸は漏斗胸とは逆に前胸部の突出をきたすものです。胸骨裂はまれな疾患であり、合併奇型のない単純な胸骨裂と心臓脱を伴うものやCantrell症候群に属するものがあります。
Poland症候群は一側性の大胸筋および小胸筋欠損に同側の合指症を伴うもので,肋骨の欠損、乳房欠損、肺ヘルニア等を合併することがあります。

手術時の年齢

手術時の年齢は東京女子医科大学時代の私の経験では、3歳から5歳までが155例(23%)、6歳から10歳までが220例(33%)、11歳から15歳までが102例(16%)であり、3歳から15歳までの症例が72%を占めました。

一方、41歳以上の症例は8例(0.9%)に過ぎず、高齢者になるに従って減少しています。つまり高齢者の症例は漏斗胸について諦めているか、もしくは高齢になるにつれて漏斗胸患者は死亡していくものとも考えていましたが、当院におけるナス法症例は3歳から5歳までが12例(5.6%)、6歳から10歳までが14例(6.5%)、11歳から15歳までが22例(10.2%)であり、3歳から15歳までの症例が22.2%に止まりました。

その後16歳から20歳までが49例(22.7%)、21歳から25歳までが42例(19.4%)、26歳から30歳までが32例(14.8%)、31歳から35歳までが23例(10.6%)、36歳から40歳までが8例(3.7%)、41歳から45歳までが6例(2.8%)、46歳から50歳までが4例(1.9%)、51歳から55歳までが0例(0%)、56歳から60歳までが3例(1.4%)、61歳以上が1例(0.5%)であり、15歳以上の症例が77.8%に及んでいます。

手術時の年齢

最高61歳とインターネットの発展と共に高齢者でも諦めきれず、インターネットで当院を知って遠方より来院した方が多いのが特徴です。しかしながら30歳前後の高齢の漏斗胸手術はとても力が必要なので、私が子供の漏斗胸手術が好きなのは、今でも変わりません。

漏斗胸 6歳男児 術前写真

【6歳 男児 術前写真】

漏斗胸の症状

漏斗胸は比較的生下時より認める病状なので、昔の心臓弁膜症と同じように、若年者においては症状が明確でない事が特徴的です。人によっては漏斗胸に起因する胸郭出口症候群によって来す胸痛を屡々認めますが、実際には多くの症例において、余り明確な症状はありません。最近私も約2000例の漏斗胸症例を経験し、ナス法を開始してから気が付いたのは、「背筋を真っ直ぐに保てない」というのが重要な症状です。一般的に猫背と言われていますが、実はこれは漏斗胸の大きな症状の一つなのです。何故ならば、漏斗胸による前胸壁の陥凹により、心臓及び肺は圧迫されます。

これを少しでも軽減させる為に、漏斗胸の患者さまは自分自身で自分自身の症状を減ずる為に猫背の姿勢をしているわけです。この様な方に手術前に外来にいらした時、「猫背を直して、きちんとした姿勢を保てますか?」と聞いてみたところ、殆どの患者さまが「長時間背筋を伸ばしておくのは苦痛である。」との事でありました。この様な事からも猫背は漏斗胸の大きな症状の一つと言えるでしょう。

更に、漏斗胸の方にはマルファン症候群との関係もありますので、心大血管系の症状を呈する場合もありますが、これはマルファン症候群の不全型もありますので、全ての人が心大血管系の症状を有するとは限りません。私が現在、漏斗胸及びマルファン症候群で心大血管等の症状を来した患者さまは極僅かです。

以上の事から、漏斗胸で陸上部で長距離を走っている人もいますし、漏斗胸でボクシングをしている人もいますが、実際には症状が無いように見えて、この様な方に「姿勢をきちんとして下さい。」と言うと、長時間持続できないというのが症状です。これはナス法を行う事で改善します。

病院での検査

胸部X線撮影

漏斗胸 胸部X線撮影

胸部X線像では胸椎から出た肋骨は多少上方に向かい、次いで急傾斜で下降します。年長者では側弯症を認めることが多いのですが、Cobb角30度以上の側弯症を有する漏斗胸症例は稀です。心陰影は全体に左方に変位していることが多く、右第一弓、二弓がなく心臓の右側は一般に脊椎の陰影と重なります。

多くの場合、右下肺野の気管支血管陰影の増強を認めます。横隔膜は一般に正常に比して低位にあることが多く、胸郭は平べったく長くなっています。側面像では胸郭前後径は短く、肋骨は脊椎に向かって陥凹しています。

高度な症例では椎体前面にほとんど接触していることもあります。肋骨の著しい斜走を明確に認めることが容易であり、脊椎は平背または円背である場合が殆どです。

胸部CT

漏斗胸 胸部CT

胸部CT撮影は胸郭の変形が水平面で明らかになり、術前の陥凹程度の検討および術後の改善度を診る上で良い指標となります。

現在ではマルチスライスCTへと進歩した為、特に有意義です。心臓の位置は前胸部の陥凹により脊椎との距離が短くなる為に、多くは右に偏位する症例が多く、稀に左に偏位する症例もあります。場合によっては、漏斗胸の陥凹をドンと受け止め、心臓全体が潰れたお餅のようになる場合もあります。また肺尖部のCT撮影により、高齢者では肺嚢胞症の合併を認める場合もあります。

最近ではマルチスライスCT及びコンピュータグラフィックス進歩を用いて(CT:Computed Tomography:コンピュータ断層撮影=昔ビートルズがお金を儲け過ぎてCTを開発に資金的援助をした事から、ビートルズが創ったレコード会社『EMI社』の名前を用いてEMIスキャンと呼ばれる事もありました。)

CT撮影に際し、造影剤を使用する事により撮影された造影CTでは、更に右心室や左心室の変形を認めることがあります。右心室の変形は胸郭の陥凹度に合わせて認められるのですが、剣状突起部の変形が著しい場合は、右心室は局所的に陥凹して見える場合もあります。また心臓が左方に偏位している場合は、陥凹部がちょうど左冠動脈に当たり、右冠動脈の陥凹による変形を認める場合もあります。

造影CTから得られたコンピュータ・グラフィックスを用いて行った心臓の状態を診ると、陥凹の程度及び陥凹の状態、心臓偏位による様々な状態が分かります。一番典型的な症例では術前に細くなっていた心臓が、術後陥凹が改善された為に心臓の幅が拡がるという事も認めています。

胸部モアレ検査

モアレ写真は光源および格子により前胸部にモアレ縞による等高線を描くことで陥凹の程度を客観的に知ることができ、また写真として記録に残すことが可能となりました。このモアレ縞を数えることにより変形の程度を数量化し、陥凹部の容積も計算し得ます。

現在では臥位型モアレ装置にて得られたモアレ縞をコンピューターにインプットすることにより、胸部の水平断および矢状断が自動表示され、陥凹部容積を計算し、なおかつ各方向からみた前胸壁を再現することが可能となりました。吸気時および呼気時のモアレ写真より、呼吸による胸郭運動を知ることが可能です。 (Saito, M., et al:Application of the moire to prography to the chest. Deformity at O. P. D. Proceedings for 9th annual meeting of the japanese society for moire contourography, 27, 1983.)

しかしながらマルチスライスCTが可能となった現在では、当院においては使用していません。

心電図検査

心電図所見は特徴的であり、典型的な漏斗胸症例は心電図のみで診断することが可能です。前胸部の陥凹によりV1の位置が深く、多くの症例で心臓の左方変位があるために心房のベクトルが陰性の方向を向きます。これによりV1における陰性または二相性のP波を認めます。

早期に手術を施行することにより心臓の位置は正常化し、V1のP波は陽性となります。QRS時間は0.12秒以内ですが、 V1のQRS波型はrSR'のような右脚ブロック様パターンを呈します。これはV1のT波は年齢を問わず全例が陰性であり、早期に手術を施行した例では陽性となった症例も認めました。洞結節を圧迫する為、殆どの症例において洞性不整脈を認めます。

心エコー検査

漏斗胸 心エコー検査

右心室流出路の圧排を認めます。心室中隔から左心室の心尖部にかけての壁運動低下も認める場合があります。これは漏斗胸に伴う心筋虚血が影響しているからです。

また漏斗胸による圧排により、僧帽弁逸脱症、僧帽弁閉鎖不全症、肺動脈弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症を認める場合もあります。右心室の圧排により右心室の拡張低下を認める場合もあります。

呼吸機能検査

呼吸機能の評価は、実際に症状があらわれる幼小児期には難しいものです。漏斗胸症例の成人の呼吸機能は漏斗胸の程度が重症である程%VCの低下があり、拘束性の所見を認めます。

また、30歳以上の症例ではV50およびV25が正常値に比して大きく低値を示し、閉塞性の変化が進行していると言えます。(笠置康ほか:漏斗胸の呼吸機能に関する研究.日胸疾会誌,20(増):181,1982.)

心臓カテーテル検査、心血管造影

漏斗胸 心臓カテーテル検査、心血管造影

以前は行っていた心臓カテーテル検査及び心血管造影においては、循環動態として心拍出量は、正常人よりも高値を示し、収縮期雑音の原因と類推された右室一肺動脈間の圧数差はほとんどの症例で見られませんでした。多くの症例で左室拡張末期圧の上昇が著明でした。

また圧迫による心臓の左方への移動に伴い、下大静脈は脊椎の前方よりこの左方に位置する右房に流入していました。左室造影においては、僧帽弁逸脱症の所見を呈するものが屡々あり、大動脈造影では、大動脈弁輪部の拡張を見るものをも認めました。冠動脈造影所見は、全体に柳枝状であり、右冠動脈(Seg.1,2)の走行は圧迫により後方に弯曲していました。

現在ではCTの発達により心血管造影を行う事無く、心臓カテーテル検査によって得られる情報は、ほぼ心エコー及びマルチスライスCTで得る事ができます。

漏斗胸トピックス

新しく、筋層下ナス法による漏斗胸手術サイトを開設しました!

当院の行っている独自の漏斗胸手術である筋層下ナス法のメリットと手術方法を漏斗胸患者のみなさまにご紹介するホームページです。
ぜひご覧ください。→筋層下ナス法による漏斗胸手術のすべて

筋層下ナス法による漏斗胸手術のすべて

漏斗胸の治し方

漏斗胸・胸郭変形は外科手術によって矯正可能です。当院は漏斗胸治療に長年取り組み続け、多数の実績を上げています。漏斗胸手術を受けるのは子どもが多いのですが、大人になって手術を受けられないわけではありません。実際に当院でも61歳で漏斗胸手術を受けられた方もいます。現在、漏斗胸手術で主流となっているのが、米国の小児外科教授Dr.Nussが考案したナス(Nuss)法です。傷口は小さく、手術後の痛みも少ないなどのメリットがあります。

1987年よりDr.Nussが実施した胸骨挙上術は、前もって形作った金属製のバーを漏斗胸の陥凹部に通して、これを180度回転させる事により、陥凹が改善するという手術です。

手術には数多くのコツがあり、簡単な様で難しい手術です。日本に於いては1999年よりDr.Nussが作成したPectus barが保険適応となった為に、保険診療可能となりました。私共では2000年よりナス法による漏斗胸治療を開始しています。その後ナス法に対して様々な改善を行い、現在当院では漏斗胸の外科治療は100%ナス法で行っています。

漏斗胸治療は安全です

漏斗胸手術での一番の問題は、手術時の麻酔による事故で、3000~4000分の1です。その次に考えられるのは、バーを抜くときの麻酔事故ですが、この死亡率は1万分の1と非常に低くなっています。
つまり麻酔による事故しか考えられない安全な手術なのです。

また、インターネット上の情報として、「漏斗胸の手術は痛いのではないのか」と思い込んでおられる方も少なくありません。
しかしながら、こういうケースがありました。当院で漏斗胸の手術を行うことを決めた患者さんから、「がん検診で胃がんが見つかった」というご連絡が来たのです。

当然、胃がんの手術を先に行ったわけですが、その半年後に当院で漏斗胸の手術を行ったところ、この患者さんは、「胃がんの手術のほうがよほど痛かったです」とおっしゃっていました。
確かに院長の経験でも、消化器系の手術の術後の鎮静剤は、漏斗胸手術の後に使っているものよりも3倍くらい強いものです。

当院では、人工呼吸器を使うなど、漏斗胸の手術の痛みを先に止めるためにあらゆる努力を行っています。

患者さまの声

埼玉県在住の女性 N様からの手紙

私は3年前にNUSS法の手術を受け、現在バーを取り出す手術を終え、2週間程経ったところです。1回目の手術は、術後1、2日と、クシャミをした時はとても痛かったと思います。時間も結構経ったので、どのような痛みだったかは忘れてきてしまっているようです。2回目の手術は、前回に比べて体の負担が半分程に感じました。
器具で呼吸の練習をしますが、手術前は胸の中央を膨らませて息を吸い込むことが出来なく、深呼吸がちゃんと出来ていなかったようです。バーを取ってからは特に膨らませやすくなり、普通のことのようですが大変嬉しいです。
病院の周辺が観光地というのはちょっとした楽しみになりました。病院の雰囲気はとても明るく清潔で、1人での入院も不安になりませんでした。専門に診てくれる病院の少ないこの病気の治療に、力を注いでくださる笠置先生に本当に感謝しています。

病院長 笠置康 プロフィール

笠置康の写真

漏斗胸手術は40数年してます。漏斗胸は元々、胸部外科医が施行する手術でした。Nuss法が始まってから小児外科や形成外科医が行う様になりましたが、私は胸部外科医(呼吸器外科医)が行う手術だと今も思っています。
趣味は昔はドライブでしたが、今は車を眺める事だけです(時間がないので)。と言うことで、現在は社交ダンスのデモンストレーションを主に行っています。

【昭和57年】 東京女子医科大学大学院卒業

【平成3年】 松山笠置記念心臓血管病院 病院長就任

漏斗胸手術1,000例を超えました

笠置院長が初めて漏斗胸・胸郭変形の手術を見たのは、1976年のことです。当時の漏斗胸手術は、大掛かりなもので、胸に大きな傷が付いてしまうものでした。

1999年に、アメリカでNuss博士が発明したナス法という、より簡便で負担のない手術方法が日本でも保険適用になり、当院では2000年からこのナス法による漏斗胸治療を開始し、ナス法漏斗胸手術手技研究会ですでに13回を超える学会発表を行っています。

現在、ナス法による漏斗胸治療の認定施設になるべく申請中です。
当院では大人の漏斗胸治療を多く行っており、症例数は1,000例を超えました。川崎医科大学、長野こども病院とともに日本を代表する漏斗胸治療病院となっています。

わざわざ患者様が全国から四国・松山まで足を運んでくださる理由は、一つは漏斗胸手術で使用するバーがずれないようにするなど、手術法を独自に改善して(筋層下ナス法)、なるべく痛みの少ない漏斗胸治療を行うように心がけている点(当院独自の手法です)。もう一つは、ナス法と従来型治療を柔軟に併せて、患者様にできるだけご負担をかけない配慮をしている点にあると思います。

筋層下ナス法の場合、筋肉が残るので、手術後に筋トレを行うとちゃんと筋肉が盛り上がるという利点もあります。
漏斗胸の手術につきましては抜群の経験値と、対応力を持っていると自負しております。

当院は、漏斗胸の治療で全国的に有名です

当院は、松山市で開業して120年以上になる、内科・ 外科・心臓血管外科・胸部外科・心臓内科・呼吸器内科・感染症内科・救急科・放射線科を診療科とする医療機関です。
特に、40年以上の実績がある「漏斗胸」治療で全国的に有名です。漏斗胸は前胸部の陥凹により心臓及び肺の圧迫をきたす先天性の遺伝的疾患です。前胸壁の陥凹で心臓と肺が圧迫されるので、猫背になる人が多いというのが特徴です。当院では、ナス法による漏斗胸矯正を行っています。ナス法による漏斗胸手術を改善して、治療効果と安全性の高い漏斗胸治療を行っています。

漏斗胸治療で受診するには

漏斗胸治療で松山笠置心臓血管病院を受診するには、当ホームページにあるお問い合せフォームからご連絡いただくか、お電話でご連絡ください。何かご質問があれば、あわせてお書きください。

1~2日で、電子メールのご質問内容にご返信します。電子メールかお電話で.ご来診の日程を調整して決めていただきます。

初診の際には、それまでかかっておられた病院やクリニックのご紹介状は必要ありません。検査はすべて当院でやり直しますから、それまでの検査結果を紹介状に書いていただく必要はないからです。
外来予約して、健康保険証のみご持参ください。

漏斗胸・胸郭変形の治療については何でもご相談ください

日常生活で何かしら支障があるのなら我慢せずに、手術を考えてみるのも一つの選択肢です。子どもであれば骨も柔らかいので手術しやすいですし、18歳まででしたら補助金の制度もあるので手術を受けやすい環境があります。

また、大人になったら手術を受けられないわけではありません。実際に当院でも61歳で漏斗胸手術を受けられた方もいらっしゃいます。
お子さんが漏斗胸であると判明した場合や漏斗胸治療を諦める前に、まずは当院にご相談ください。メールでしたら原則24時間以内に返信するようにしております。

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